なぜ、可愛くなるために「美的センス」が必要なのか

美的センス(美的感覚)とは、「何かを美しいと思う感覚」のこと。メイクやファッションのみでなく、近年ではSNSの発達による写真の撮り方や、部屋のインテリアの選び方や配置にも、このセンスが顕著に現れるようになりました。上記の写真で言えば、シンプルな黒のファッションに、何色のどのサイズのバッグを合わせるか、これに”センス”の良し悪しが現れるのです。

中には「美的センスなんか気にせず自分が良いと思ったことに従う」というカッコイイ生き方をしている方もいらっしゃるでしょう。それ自体は決して否定はいたしません。しかし、美的センスが良いだけで、「オシャレ」、「素敵」と尊敬されますし、なにより「美しく見える」すなわち、可愛くなれる！と言うわけ。

どうでしょう。センス、磨きたくなりませんか？

「美的センス」の磨き方

1．センスの良いものをたくさん目にする

美的センスを磨くために必要不可欠な行いは、「センスの良いもの」をたくさん見ることです。絵画・町並み・人物・建造物・写真・料理の盛り付け・・・ありとあらゆる文化のセンスの良いものに直接触れる機会を積極的に設けましょう。

観劇や美術館に出向くなど、芸術の分野に足を踏み入れてみたり、高評価の有名レストランに行って「本物」の味と盛り付けを直接感じたりするのもおすすめです。

2．目にしたものが「なぜ、センスが良いと感じるのか・評価されるのか」を考える

実際にセンスの良いものを目にしたあとは、「どんなところがセンスが良いのか」、「なぜ自分はセンスが良いの感じたのか」を考察しましょう。この作業こそ、見たものを無駄にせず、自分なりに落とし込むために最も必要な作業です。

せっかく良いものをたくさん目にすることができるにも関わらずセンスの悪い人は、「見ていない」もしくは「考えていない」のどちらかと言えるでしょう。

3．具体的な理想や目標の人物・雑誌・ブランドなどを見つける

「美的センスが良い」というのは非常に分野も趣味思考も広くあいまいなもの。自分が芸術家として成功したい場合は話が別ですが、現実世界やSNS上で、「オシャレ」、「可愛い」などと賞賛を得るレベルを求めるのであれば、幅広く全てを見て学ぶ必要はありません。ファッションやメイク・ヘアスタイル・ライフスタイルを具体的に学べば良いです。

まずは、自分の目指す理想の人物像となる人や雑誌、ブランドを見つけてください。人物は、身近な人でも有名人でも構いません。そして、それらをとにかく見て、吸収できるところを吸収します。お気に入りの世界観を持った人物やブランドのSNSアカウントをチェックするのも良いでしょう。そうすることで、初めは真似事からスタートしていても、徐々に、「自分の好むセンス」が確立をしていくのです。

4．世の中の「平均」「普通」を知る

人と言うのは、「平均」を美しく感じるとも言われています。海外のコレクションで活躍する世界的有名デザイナーの作る服を見て、その独創的すぎるセンスに「理解に苦しむ」と感じる人も少なくないはず。このように、ハイレベルすぎるセンスは時に一般的な「オシャレ」、「可愛い」の感覚を大幅に超えてきてしまうのです。

また、「普通」は良いと悪いのちょうど中間。すなわち、「普通」がわからないとセンスの良し悪しがわからないと言うことになります。

5．写真・アドバイスを通して自分を客観視する

「自分を客観視する」という行為は、センスを磨くためにとっても大切なこと！自分で自分を客観視するのはなかなか難しいですが、まずは、日々自分のファッションやメイク、全身のシルエットなどを、セルフタイマー機能を使って写真に撮ってみてください。そして、完成した写真を見ると、自分の現状が良くわかるはず。

写真を撮る対象を、自分のみに絞ることはなりません。風景や建物・食べ物などを、自分なりに「オシャレ」と感じるように撮影をしてみましょう。そしてそれをまた眺めるのです。眺めてみると、自分のセンスのレベルや向上がわかるはず。

客観視するには、信頼できる友人・家族のアドバイスも重要な役目を果たします。教えてくれる人の存在と意見に感謝の気持ちを持ちながら、耳を傾けて参考にしていきましょう。

美的センスが磨かれると、自然に可愛くなれる

美的センスが磨かれると、メイクやヘアスタイルが美しく仕上がります。そして、ファッションがオシャレに決まるので、なにもしなくても勝手に可愛く見えてしまうのです。

良く見ると、顔の造形や体型が美しいというわけではないけれど、可愛く見える女性ってほとんどが自分の見せ方が上手いもの。そして、自分の見せ方の上手さには、センスの良し悪しが直結するのです。