【凸凹ニキビ跡】失敗から考える改善方法とは?

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【凸凹ニキビ跡】失敗から考える改善方法とは?

出来たときも、その後も私たちを困らせる「ニキビ」。早くなくなってほしいー!と、あれもこれもと試していませんか?実は過去私自身もそうでした。化粧品の山を前にキレイになれないのはなんでだろう?と考えた結果、ある大切なことに気が付きました……。

早くなくなって欲しいから「徹底的に洗う」

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皮脂がたくさん出る「オイリータイプ」だった当時は、ひたすら「ベタベタ皮脂を取りのぞくこと」だけを考えたケアをしていました。ニキビのところはさらに念入りに、オイルクレンジング→泡洗顔→角質とりのゴマージュが日々のルーティーン。
そんなアライグマ状態の日々でスキンケアしている「つもり」になっていたのです。

でもキレイになれないのはなぜ??

「服だって食器だって洗えばキレイになるのに、なんでこんなに洗ってもキレイになれないのー‼‼」と目の前に並ぶ化粧品の山を見て、ある時ふと気づきました。「あ、これはそもそものやり方が間違っているのでは……?」と。そこで、美容の専門学校に入り、肌のこと、メイクのことを徹底的に学びました。

やっと気づけた、私の肌は「服」じゃない

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そこで、根本的な間違いに気づきます。それは「私の肌は、服でも食器でもない!」ということ。当たり前のことなのですが…(笑)これが目からウロコだったのです。肌には「皮脂膜」というものがあって、洗いすぎるとそれがなくなってしまうこと、そうすると乾燥すること、そんな肌を守ろうと皮脂が出てくること…。ニキビを治そうと必死になるあまり、「負のとりすぎサイクル」に自分からはまっていたのです。

気を付けたのは「洗い方」

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間違ったケアを続けた結果は、赤く凸凹したニキビ跡の残る肌でした。「早く治したい!」自己流は捨て、学んだ通りのケアをスタートします。小鳥か赤ちゃんを触るような優しい手つきで、摩擦の少ないクリーム状のクレンジングでマッサージ、「ホットタオル」で優しくふきとり、「化粧水・乳液で保湿」と、アライグマの時とは比べ物にならないほどのシンプルケアを1年ほど続けていきました。

柔らかくなって、整いはじめた肌

見た目にはまだ赤みと凹凸があるものの、1か月ほどすると肌がやわらかくなり、化粧水の入りも良くなりました。「何を使うか」と同時に、「どう使っていくか」の大切さを感じた頃です。半年ほどすると、赤みもおさまりはじめ、少し時間はかかりましたが凸凹も1年ほどでおさまっていきました。

活用したメイクの力

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スキンケアと並行して、メイクは気持ちの負担をやわらげてくれました。見た目だけでもキレイになると自信がわいてきます。凸凹が目立つときにはクリームファンデーション+パウダーファンデーションでカバ―、落ち着いてきたらリキッドファンデーション+パウダーファンデーションの合わせ技で毛穴をカバーしていきました。

大切なのは自分の肌を客観的にみること

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ニキビは簡単にできやすいのですが、ケア次第でややこしくしてしまう可能性も秘めています。自己流のケアを続けても上手くいかない時には、客観的な視点も大切です。やみくもに化粧品の山を築くその前に、「どのようにケアしているか」を見直してみると案外近道になることも。肌トラブルの原因は一つとは言い切れませんが、よかったらそんな失敗談を皆さんのスキンケア力向上にお役立てくださいませ~!

【凸凹ニキビ跡】失敗から考える改善方法とは?

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上田美穂

上田美穂メイクアップアーティスト/ライター

プロのメイクアップアーティストを育成する[フロムハンド]メイクアップアカデミーにて美容を学ぶ。CM、舞台などのヘアメイクに携わった後、リバイタライズサロンSionKyotoの立ち上げに参加、10代~80代と幅広い層の美の悩みをメイクやトリートメントを通して解決する。主な執筆は、現場経験にもとづく、魅力を引き出すメイクやトータルケアでの美容習慣作りなど。